ジーキャッシュ
仮想通貨というとビットコインなどの通貨がよく知られていますが、そのビットコインに代わる仮想通貨として再び強い注目を集めている仮想通貨があります。 それが「ジーキャッシュZEC)」です。ジーキャッシュはどのような特徴のある仮想通貨なのか紹介していきます。

最大の特徴は完全な匿名性

ジーキャッシュは、「ゼロ知識証明」と呼ばれる技術を採用しており、資産をやり取りした記録を第3者に明かすことなく取引できます。

ブロックチェーンは高い匿名性と信頼性があるシステムであり、数多くの仮想通貨で採用されていますが、このような完全匿名での取引ができる仮想通貨はそうありません。

近い機能を持つ仮想通貨には、モネロPIVXなどがありますが、これらは一部の非公開に留まっています。この完全な匿名性を持つシステムにより、トランザクション内容を見るためには閲覧キーを持っていなければならないのです。

閲覧できるユーザーを都合のいいユーザーに限ることができるので、プライバシー保護の観点から非常に質の高い仮想通貨とも言えるでしょう。

トークン名 ZEC
上場時期 2016年10月29日
上場価格 221,581円
発行上限 280万
承認方法 PoW

ゼロ知識証明とは何か

ジーキャッシュで用いられているゼロ知識証明とは、どのような形式の手法なのでしょうか。

概要としては、2人の人物がいたとして、片方が証明者、もう片方が承認者となり、特定の情報が真実であるかどうか以外の情報を承認者に与えずに、証明者が情報を真実であると証明する手法を指します。

例えば、赤色と緑色をしている以外は全く同じ形の2つの宝石があったとします。証明者は赤と緑を区別出来るので違う宝石だと区別できますが、色盲である承認者はその色を区別できず、どちらも同じ色に見えるのです。

そのように仮定した場合、証明者が承認者に「自分は宝石の色を見分けることができる」と証明するにはどうしたら良いのでしょう。これを証明するために使用されるのが、ゼロ知識証明です。

まず色盲の承認者が、自分だけに分かるように袋を用い、手元を隠します。そして承認者はその袋の中に宝石を入れ、片方の宝石のみ証明者に見せ、仮にそちらをAとします。

承認者は一度Aの宝石を袋に戻した後、Aかもう片方の宝石Bかを自分にだけ分かる程度にシャッフルし、どちらかを取り出して証明者に見せます。証明者は、先ほど見せられたAの宝石が取り出されたかどうかを答えるのです。

最初に見せられたAの宝石であればAの宝石のままであると、違う方の宝石が取り出されたら宝石が変更されていると答え続けることで、正答率を割り出すことができます。その正答率から、証明者が本当に色を区別できるかどうかが分かります。

これがゼロ知識証明であり、これによって相手に知識を知らせなくても自分がその知識を知っていることが証明できるのです。

価格推移について

ジーキャッシュはかなり激動の変遷をたどっているとも言えるかもしれません。ZECリリース直後はなんと日本円にして53万円という急騰を記録し、その後すさまじい勢いで急落していきました。

その暴落具合は他と比較しても類を見ないレベルであり、たった3日間で5300ドルから1000ドル以下にまで急下降してしまいました。

リリース直後はその高い匿名性から話題となり、資産家が大きな資金投入を行ったことから価格が膨れ上がり、そこから急落してしまったようです。その後はしばらく低迷したまま横ばいが続き、推移は低価格のままでした。

その後仮想通貨そのものに注目が集まり、少しずつ価格が上昇し始め、2017年5月に世界的な大手銀行であるJPモルガンと提携したというニュースから価格が急騰し、その後は低迷期に比べると大きく上下しています。

JPモルガンとイーサリアムとの関係について

最大の特徴であるゼロ知識証明は、その高い匿名性を保つ最先端技術だとJPモルガンは称賛しています。

JPモルガンはそのゼロ知識証明のシステムを、自身が運営するブロックチェーンプラットフォームであるQuorumに取り入れるとし、将来的にはイーサリアムにもアップデートとして技術を取り入れるかもしれないと言われているのです。

プライバシー技術としてのゼロ知識証明は、この先実用的な最先端技術として様々な場面で取り入れられていく可能性もあり、ジーキャッシュの認知度が増えて、ZEC所持者が増えれば、価格上昇にもつながる可能性があります。今後の活躍にも期待したいところです。

購入するには?

今回ご紹介したジーキャッシュは、2018年2月現在、国内の取引所では扱っていません。そのため、アルトコインを豊富に取り扱っている海外取引所を利用して購入しましょう。

例えば中国の取引所として世界でも注目されているBinanceでは、その他のアルトコインも多数取り扱っているという特徴があります。韓国最大クラスの取引所でもあるbithumbでは、全体の取引量の内約25%がZECであり、世界で最も取引されている場所とも言われています。

取引量の多いところは活気が良いため、取引量の多いところを選ぶと良いでしょう。

リアルタイムチャート






トークン名 ZEC
上場時期 2016年10月29日
上場価格 221,581円
発行上限 280万
承認方法 PoW