仮想通貨のピヴクス(PIVX)とは、いったいどのようなものなのでしょうか。

今まで以上に匿名性に優れた通貨として注目を集めている通貨、ピヴクス(PIVX)について解説していきます。

ピヴクス(PIVX)とは

ピヴクス(PIVX)は、ビットコイン(BTC)とダッシュ(DASH)をベースにして作られている仮想通貨です。

匿名性が非常に高い分散型プラットフォームであり、特に決済に使いやすいシステムになっていると言えます。

基本情報は以下の通りです。

通貨単位 PIVX
公開 2016年2月1日
発行上限 なし
承認システム PoS
ブロック生成 60秒

公開当初はDarknet(ダークネット、DNET)という名前だったものの、リブランドを果たして今のピヴクス(PIVX)に改名しています。

ピヴクス(PIVX)は、Private(プライベート、非公開性)・Instant(インスタント、瞬時の)・Verified(ベリファイド、承認)・Transaction(トランザクション、決済)の頭文字をとり、PIVXという名前になっているのです。

名前の通り決済に向いた仮想通貨で、ビットコインの10倍の速度で決済を行うことができます。

ピヴクス(PIVX)の決済は比較的早い

ビットコインは、仮に瞬時の決済を行ったとしてもブロックチェーンが分かれてしまう可能性があり、それを防ぐために決済がキャンセルされる可能性があるのです。

キャンセルが出ないようにするには、決済(トランザクション)の伝達を円滑にしたり、ブロック生成を早く行う必要があります。

ピヴクス(PIVX)は素早い決済のために、ブロック生成が60秒という速さと、マスターノード間の伝達の即時化を行いました。

このおかげでマスターノード間で別のブロックを作成してフォークしてしまうという可能性をかなり抑えることができ、ピヴクス(PIVX)は安全に正しく決済をすることが可能になっているのです。

↓ビットコインとダッシュ(DASH)についての詳しい記事はこちら↓


匿名性の高いピヴクス技術「coin join」と「ゼロ知識証明」

ピヴクス(PIVX)は、非常に匿名性が優れている仮想通貨でもあります。

その匿名性は、「coin join」「ゼロ知識証明」という技術を使っていることか発揮されているのです。

coin joinは複数の送信情報を1つに集め、それをすべて混ぜ合わせてから分配する方法になっています。

半熟女子半熟女子

うーん、よくわからん!

仮想通貨レンジャーRED仮想通貨レンジャーRED

簡単に説明すると、このような感じです。

ABCDの4人の人がいてお菓子を受け渡しするとして、AはBに、CはDにお菓子を渡したいとします。

渡す側のAとCは箱の中に渡す分のお菓子を入れ、箱の中身を振ってよくシャッフルし、BとDにそれぞれAとCが渡したい分のお菓子を分配するのです。

半熟女子半熟女子

なるほど!AとCがそれぞれ渡す分のお菓子を箱に入れたことと、BとDがそれぞれお菓子を渡された分所持していることは外部からでもわかるけど、どちらがどちらにお菓子を渡したのかということはわからないね!

これと同じように、送金情報を一度ミックスすることで、誰が誰に受け渡ししたのか繋がりを分からなくする技術が使われています。

またゼロ知識証明は真実である内容を明かすことなく真実であると証明する技術です。

イーサリアム(ETH)やジーキャッシュ(ZCASH)などでも使われている技術であり、誰がいくら送金したのかが分からなくなるものとなっています。

送信されたという事実だけは分かるのですが、相手が誰であるかなどは分かりません。

coin joinとゼロ知識証明を組み合わせることで、誰がどのくらいのピヴクス(PIVX)を送ったのかが全くわからなくなります。

これが、ピヴクス(PIVX)のPrivate(プライベート、非公開性)部分です。

↓イーサリアム(ETH)やジーキャッシュ(ZCASH)の詳しい記事はこちら↓


ピヴクス(PIVX)が抱えるスケーラビリティー問題

様々な特徴のあるピヴクス(PIVX)ですが、やはりまだ問題はあります。

例えば、決済に最適な通貨であると紹介したものの、スケーラビリティーの問題が残っているのです。

匿名性のある通貨全てにおいていえますが、強固な匿名性を持つとその分1つの決済にかかる情報量が増え、通貨として使ったときに1ブロックに記入できるトランザクションの数が減り、その分スムーズな決済ができなくなる可能性があります。

既にビットコインで起きている問題でもあり、高い匿名性と素早い決済の両立を果たすにはこの問題の解決が主な障害となるでしょう。

他にも、マスターノードとマイナーの報酬を調整する可変リワードシステムという機能がピヴクス(PIVX)にはついていますが、マスターノードを持つ人がそれだけでピヴクス(PIVX)を手に入れることができるため、中央集権化が進んだりする可能性もあります。

可変リワードシステムでは、マスターノードを運用する人とマイニングをする人それぞれの全体保有ピヴクス(PIVX)を見て、報酬量を調整するという機能なので、一応は中央集権化がされにくくなるように調整がされているのです。

しかし、マスターノード運用は一定量を持っていればなることができるので、中央集権化の可能性はゼロではありません。

価格・チャート・将来性


2016年2月から取引が行われ、1ドル以下だった価格が2017年から上がり始めました。2017年5月に価格が1ドルを超え、9月には3ドルを越えます。

そして12月6日に最高値となる13.34ドルへ高騰します。2018年の頭に10ドルを下回りましたが、その後は下落傾向が続いています。

ピヴクス(PIVX)を購入できる取引所は?

ピヴクス(PIVX)は、マイナーな通貨なので、日本での取扱いはまだありませんが、海外の取引所を利用する方法があります。

取り扱いのある海外取引所は以下です

一度国内の取引所に登録した後、日本円を別の仮想通貨に交換し、それを別途登録した海外取引所に送金して交換することで購入できるのです。

BITTREXなどでピヴクス(PIVX)を購入し、ウォレットで保管するようにしましょう。