仮想通貨において世界的にも大手のKraken取引所が日本から撤退することになりました。今回はKrakenの基礎知識から、撤退に備えた出金方法やその手数料、他方で2018年6月以降新たにサービスを開始する取引所について解説します。

Kraken(クラーケン)とは?

Krakenは、アメリカで2011年に設立された大手取引所です。

その取引高は世界でも11位の規模です。元々運営していた会社はPayward.Incですが、現在はPayward Japan株式会社が完全子会社となり運営を行っています。

そのため、日本円で取引ができるだけではなくカナダドル、米ドル、イギリスポンドでも取引が可能な点が魅力でした。

取り扱い通貨はビットコインを始めとして、イーサリアムやリップル、ダッシュ、ライトコインなどの17種類となっており、多様なコインの取引が可能です。

有名銘柄も取り扱いつつ、ステラコインやイオス、テザーなどの少しマイナーなコインも取り扱っているところが特徴の一つと言えるでしょう。

簡単にメリット・デメリットをまとめました。

メリット
  • 日本語・日本円に対応している
  • セキュリティ力が高い
  • マイナーコインも扱っている
デメリット
  • 中級者向け

Kraken(クラーケン)日本撤退の概要

Kraken(クラーケン)は、2014年から日本にも進出していますが、今年2018年6月から日本での運営は廃止しています。

このことについて「グローバル展開でのリソース不足により日本での運営は非実用的」とKrakenはコメントしています。

つまり、日本のサービス参入をいったん諦めることで、他国への参入にリソースを割いていく、という方針のようです。

しかし、将来的にリソース不足が解消されれば日本市場に再参入することもあり得ます。

また、2018年6月以降の対象は日本国外居住のユーザーのみOKとしています。

公式サポートでは今後の流れを以下のように案内しています。
5月中旬に入金・入庫を締め切り ~6月中旬には売買取引サービスを終了 ~6月下旬に出金・出庫を締め切り

日本の銀行口座へ出金するには?

Krakenサポートの発表によれば利用者財産の返還手続きの詳細は、別途案内予定ということですが、もしもご自身でKrakenの資産を銀行口座に出金したい場合のために、手順を短くまとめました。

出金手順

  1. 「入出金」をクリック。
  2. 「出金」を選択し、表示されたページから出金したい通貨種類を選ぶ。
  3. 出金方法(SEPA・SWIFTなど)を選択。
  4. 「口座を追加」をクリック。

入力し終わったら忘れずに保存しましょう。スムーズに出金するため、あらかじめ以下に注意しておくことをおすすめします。

  • 銀行の口座情報が登録済みである必要があります。
  • 日本に居住している方の出金はアカウントの認証レベルが3以上であることが必要になります。
  • 重要:Krakenに登録しているアカウント名と銀行口座の名義が一致していることが必要です。
  • 口座番号を間違いなく入力すること。

出金手数料

出金の際は以下の手数料がかかります。(2018/6/18時点)

  • ビットコイン  ฿0.00050
  • イーサ     Ξ0.00500 + 0.0050%
  • リップル    Ʀ0.02000
  • ステラ     STR 0.00002
  • ライトコイン  Ł0.02000
  • ネームコイン  ℕ0.00500
  • ドージコイン  Ð2.00
  • ヴェン     無料

アカウントを閉鎖したい場合

Krakenホームページ右上の「リクエストを送信」より直接サポートに問い合わせる必要があります。

2018年6月以降にサービス開始する取引所もある

サービスを廃止する取引所もあれば、新たにサービスを開始する取引所もあります。

コインチェック

コインチェック


2018年1月末のNEM盗難・不正出金事件後、マネックスの傘下になったコインチェックがサービス再開しました。

BTCC

btcc
中国の規制強化を受けて、2017年に一旦サービスを停止していましたが、香港に拠点を移して営業を再開します。

cointap(コインタップ)


大手のIT企業DMM.comの子会社である株式会社ネクストカレンシーが2018年春に開設を発表したのが、コインタップです。

SBIバーチャルカレンシーズ

SBIバーチャルカレンシーズ
2018年夏にサービス開始予定です。中国大手の取引所Huobiと一度提携しましたが、解除しました。それもあって、SBIバーチャルカレンシーズのサービス開始にかなり注力してくるのではないかと推測されています。

まとめ

Krakenについてはあくまで日本市場からの撤退となります。

3月にBinance取引所が金融庁から警告を受けた件や、大手HitBTCが日本から撤退したニュースも踏まえて考えると、日本国外の取引所についてはまだまだ先が読めない展開になりそうです。

しかし、2018年6月以降に新たにサービスを開始する取引所の情報も多く、盛り下がりを見せていた仮想通貨市場も徐々に盛り返してくるかもしれません。

前述した2018年6月以降サービス開始の取引所のほかにも、32カ国でサービス展開するアメリカの仮想通貨交換業者コインベースも日本進出の意向を発表しています。

管理人としては特色のある多様な取引所の中から、利用者が選べる取引所の選択肢はできる限り多いほうが良いと思いますし、今後に期待したいところですね。