ゴーレム
仮想通貨ゴーレム(GNT)は2016年11月に発売されましたが、すぐに完売となった人気のアルトコインです。ICOで発行されたゴーレムには、どんな特徴があるのでしょうか?詳しく解説します。

ゴーレム(GNT)とは?

コンピューティングとは膨大なデータを処理するための計算を示し、市場はGoogleやマイクロソフト、アマゾンなどの大企業が支配しています。

大企業は市場規模が大きく、資金力も豊富なので高価なコンピューティングサービスを提供できているのです。

例えば、アマゾンはクラウド事業で1兆円の売り上げがあり、利益率は25%と高く、多大な儲けを得ています。

市場価格を安くする手段として期待されているのが、分散型の計算処理システムです。

ゴーレム(GNT)はイーサリアムで構築された分散型のインターネットプラネットフォームのプロジェクト名で、P2Pネットワークによりコンピュータ同士をつなぎ、個人のコンピュータの計算能力を世界でシェアする仕組みになります。

このプラットフォームがあれば大きなスーパーコンピューターを用意しなくても、個人でスーパーコンピューターと同等の計算処理が可能となるのです。

その開発資金を得るために2016年11月にICOが行われ、独自のトークンを発行し、当時のレートでは8,600,000ドルを上回る金額に相当する820,000 ETHが集まりました。

発行されたトークンは10億枚で82%はICO参加者に支払われたようです。ICO価格は10億GNTで当時9億円に相当する860万円で販売され、当初価格は1GNTあたり0.9円でした。

2016年は1円から2円を行き来しましたが、2017年に突入すると注目度の高さから仮想通貨全体の価格が値上がりし、ゴーレム(GNT)も半年で30倍以上に上昇したのです。

2017年5月は1GNTあたり約55円と上場時点より60倍の値上がりとなり、他のイーサリアムプラットフォームと同等の時価総額となっていますが、新しい仮想通貨の登場で現在はやや下落傾向にあります。

今後のプロジェクト開発や普及によって再び上昇する可能性に期待してみましょう。

リアルタイムチャート



どんな特徴を持つ計算処理システム?

そもそもゴーレム(GNT)はどんな計算処理システムなのでしょうか?仕組み特徴についてご紹介します。

ユーザーは2種類

ユーザーにはプロバイダーとリクエスターの2種類があります。プロバイダーとは使用していないコンピュータリソースを提供するユーザーで、提供の報酬としてGNTを獲得できます。

一方、リクエスターはプロバイダーが提供するコンピュータリソースを購入し、分散型のスーパーコンピューターを利用できるユーザーです。

仕組みについて

ネットワーク上でタスク計算をしたい時、取引システムが価格や評判、機械パフォーマンスに応じてプロバイダーとリクエスターを照らし合わせます。

照合後に計算に必要なファイルがプロバイダーへ送信され、計算が終了するとリクエスターの元に結果の返信が届き、確認したらプロバイダーにゴーレム(GNT)を支払う仕組みとなっています。

不正行為や結果が悪い、ゴーレム(GNT)の支払いがない場合は評判が失われるため、再度計算に選ばれることはないよう対策がとられています。

ソフトウェアの公開が可能

タスク実行にアプリが必要になることがあり、専用のネットワークに登録すると独自の計算用のソフトウェアやアプリを公開することで、他のユーザーに提供することができます。

アプリが使われれば使用料としてゴーレム(GNT)を受け取ることが可能です。

全てのソフトウェアが公開されるのではなく、厳しく審査されるので安全性や利便性を得たソフトウェアやアプリのみ公開されます。

不正プログラムでの計算は不可

不正プログラムにはDDoSボットネットがありますが、そのようなプログラムでは計算が不可能な仕組みとなっています。

計算はネットワークに接続しない孤立した環境で実行されるので、悪意のあるプログラムには使えません。

また、データに直接アクセスして計算を行う性質から、暗号化しても解読され、誰でもデータの中身を見ることができるので、プライベートデータの計算には向きません。

どこで購入できる?

2016年に行われたICOで発行上限の10億ゴーレム(GNT)は全て発行済みで、現在はマイニングによる入手は不可能なので、取引所での購入で入手できます。

日本国内の取引所では扱っていないため、海外取引所で購入可能です。
以下がゴーレム(GNT)を取扱っている海外取引所です。

  • Poloniex(ポロニエックス)
  • Bittrex(ビットレックス)
  • Liqui(リクイ)

取引所によって規模や特徴が異なり、日本語に対応している取引所が少ないので、実際に取引をする際は注意しましょう。
また、日本円での入金に対応していないため、取引の際は日本の取引所でビットコインなどに両替し、海外の口座に送金して購入する必要があります。
日本の口座へ移す際も別の通貨に変えて送金しましょう。

ゴーレム(GNT)はまだまだ開発段階で、ロードマップの初期段階である現時点でもアップデートを重ねています。
最終段階までの開発には時間がかかると予想されますが、未知数の可能性を秘めているので新たな技術発展に期待できそうです。
その期待を込めて通貨を購入し、動向を見守ってみるのも良いでしょう。