ICOでは資金調達のために様々な仮想通貨が誕生していますが、それを悪用した事例も数多く存在します。

悪用の疑いがある仮想通貨を詐欺コインと呼び、ビットコネクト(BCC)も詐欺コインではないかと疑われているようです。

本当に詐欺コインなのか、仮想通貨の特徴や詐欺コインと呼ばれる理由についてご紹介しましょう。

ビットコネクト(BitConnect/BCC)の特徴

ビットコネクト
ビットコネクト(BCC)は2016年11月にICOで発行された仮想通貨です。

この仮想通貨にはレンティングPoSアフィリエイト報酬の特徴があり、3つの特徴が注目されて人気を集めています。

具体的にどんな特徴なのか見ていきましょう。

ビットコネクトのレンディング

レンディングは他者に自分の仮想通貨を期間限定で貸し出すことで、生み出した利益の一部を貸した金額に応じて利息という形で得ることができます。

ビットコネクト(BCC)は毎月20~30%ほどの利益となっており、最大月利は40%です。

例えば、100万円を貸し出した場合、毎月25万円から30万円ほどの収入を得られるようになります。

PoS

ビットコインではPoWを採用しており、これはマイニングを行うと新しいコインを一定確率で発行できる仕組みとなっています。

しかし、ビットコネクト(BCC)はマイニング量ではなく、仮想通貨の保有量に応じて新規発行された仮想通貨を得られるPoSを採用しているのです。

つまり、仮想通貨を保有しているだけで金利を獲得できる仕組みとなっています。

アフィリエイト報酬

ビットコネクト(BCC)を紹介した人が他人に仮想通貨を貸し出すと、貸し出した金額に応じてボーナスを受け取れる仕組みです。

紹介した誰がレンティングを行うだけでも、簡単に報酬を得ることができます。

ビットコネクト(BitConnect/BCC)の詐欺疑惑とICO差し止めについて

2017年10月には時価総額ランキング10位になるほど人気を集めましたが、その一方でポンジスキームであるとも疑われていました。

ポンジスキームとは、出資金で運用し、それを出資者に配当すると謳うが、実際は運用を行わず、別の出資者から得たお金を偽って配当し、それを繰り返す詐欺のことです。

持続性がないので最終的に配当が困難になり、破たんする恐れがあると危惧されていました。

そして、2018年1月4日にビットコネクト(BCC)ははレンティングと取引プラットフォームの閉鎖を発表し、価格は急落してしまいました。

前日は最高1BCCあたり330ドルだったところ、22ドルまで価格が下がったのです。

レンティングは1月17日に廃止されましたが、廃止前は誰もが怪しいと思いつつも、魅力を感じて価値が上昇しつつけていた一方、典型的なポンジスキームの手法であるという意見もあります。

ビットコネクト(BCC)は取引プラットフォームも閉鎖されているので他の仮想通貨への交換はできず、取り扱っている別の仮想通貨取引所に送金しないと交換できない仕様となっています。

閉鎖の理由は明かされていませんが、プロジェクトは新しいIOC発行を同月10日に予定していました。

しかし、詐欺の疑いからノースカロライナ州とテキサス州はプロジェクトに差し止め請求を行っていたのです。

その理由は、ICOが証券にあたり、正式な発行手続きが行われていないからとされています。

ビットコネクト(BitConnect/BCC)の注意点

ビットコネクト(BCC)には、詐欺と思われるいくつかの注意点があります。

ホワイトペーパーがない

ICOでは仮想通貨やプロジェクトの身分を示すホワイトペーパーが作成されており、また時価総額上位は基本的にホワイトペーパーが作成されています。

しかし、ビットコネクト(BCC)にはホワイトペーパーが存在せず、その点が詐欺の疑惑を強くさせたようです。

ホワイトペーパーには発行前に仮想通貨やプラットフォームについてユーザーに知ってもらえるように公開される文章であり、企画や構想内容、技術的な内容が書かれています。

情報量が少ない

仮想通貨は未知の要素が多いため、公式サイトからプロジェクトや仮想通貨の情報を入手する方も多いでしょう。

ビットコネクト(BCC)は公式サイトはあるものの、発信されている情報量が少なく、信頼できるものか判断が難しい状況です。

大手取引所で購入できない

ビットコネクト(BCC)を取り扱う取引所には、日本の仮想通貨取引所や世界的に有名な大手仮想通貨取引所が存在しません。

大手取引所はユーザーに被害があると取引所の評判が下がってしまうので、信頼できない仮想通貨を取り扱わない傾向にあります。

信頼度の低さも詐欺疑惑を濃厚にさせる要素だったと言えるでしょう。

ビットコネクト(BCC)は閉鎖によって価格は大きく下がっており、ほとんど市場でも取引されていません。

結局詐欺であったどうかは断言できませんが、詐欺に近いICOだった可能性はあります。

しかし、ビットコネクト(BCC)で実際に利益を得ているユーザーもおり、時価総額10位に登りつめたこともあったので、完全に詐欺であったかは定かではありません。

運営差し止めによって閉鎖せざるを得ない状況になった可能性もあり得るでしょう。

ICO銘柄は詐欺に要注意!

仮想通貨には、まだまだ他にも詐欺コインと疑われる銘柄があり、市場に多数出回っています。

詐欺コインに手を出すと大きく損をする恐れがあるので、正しい情報を入手して、リスクを知った上で購入するようにしましょう。