エターニティ(AE)という仮想通貨を聞いたことはありますか?あまり知られていないマイナーコインですが、エターニティ(AE)はイーサリアムの高機能版コインとも言われています。今回は、そんなエターニティ(AE)特徴・チャート・過去の価格推移からマイニングまで網羅して解説。
目次
エターニティ(AE)とは?
エターニティは、Yanislav Malahov氏が創設したAeternity Teamが開発した仮想通貨です。
2006年12月に公開されていて、通貨単位は「AE」を使用します。
この銘柄は、イーサリアム(ETH)を元に作られました。
高度な処理ができるという特徴を持っているので、今後仮想通貨がより一般的になった時にその性能を発揮すると考えられています。
現在、多くの人が取引しているビットコイン(Bitcoin/BTC)は、世界中で取引が行われています。
そのため、さらに取引量が増えると処理が追いつかなくなることが懸念されています。
そのような時に高度の処理ができる銘柄は需要が高まると予想されているのです。
エターニティ(AE)の特徴
スマートコントラクトを高度にした「State Channel」
この銘柄の最も大きな特徴は、イーサリアムを代表とする技術である「スマートコントラクト」の機能性が向上したということです。
「スマートコントラクト」は、お金のやり取りはもちろんですが、そこで発生する契約内容などもすべて記録する技術のことを指します。
エターニティ(AE)では、その機能をさらに高度にした「State Channel」という専用のチャンネルを設けています。
オフチェーン処理で高セキュリティな取引
「State Channel」を設けることで、ブロックチェーンにかかわらなくてもスマートコントラクトが可能な「オフチェーン処理」を実現することに成功しました。
オフチェーン処理ができるということは、ブロックチェーンで公開する必要がなくなります。
その結果、ユーザーはプライベートの情報もやり取りしやすくなるということになるでしょう。
「Cuckoo Cycle」でスマホからマイニング
「Cuckoo Cycle」で電力効率をアップさせることができるため、スマートフォンでも簡単にこの銘柄をマイニングすることができます。
一般的にマイニングをするためには、かなりハイスペックなパソコンが必要になってしまいますが、スマートフォンでマイニングができるこの銘柄は身近に感じることができるのではないでしょうか。
エターニティ(AE)のチャート・価格推移
エターニティは2018年7月9日時点で時価総額が約530億円、ランキングでは35位前後に位置しています。
チャートを見ると、2017年11月上旬は50円以下。そして2018年1月には300円を突破。他の多くの仮想通貨がその後は下落しているにも関わらず、エターニティ(AE)は高騰します。
2018年4月末には最高値を更新(537円)。そのあと5月下旬から下落傾向になっています。
エターニティ(AE)を扱っている取引所は?
この銘柄は、日本国内の取引所では取り扱っていません。
そのため、海外の取引所での口座開設が必要になります。
- Binance(バイナンス)
世界最大級の取引所。以前は日本語に対応していたが、現在は非対応。
- Liqui(リクイ)
ウクライナの仮想通貨取引所。マイナーなものも積極的に取り入れている。
- Bithumb(ビッサム)
韓国でトップクラスの取引量で流動性があるとされる取引所がBithumb(ビッサム)です。
- OKEx(オーケーイーエックス)
中国発の大手取引所。300種類以上の取り扱い通貨を誇る。 - HitBTC(ヒットビーティーシー)
イギリスの大手仮想通貨取引所。ICO直後の仮想通貨も取引できる。 - Gate(ゲート)
扱っているアルトコインは100種類以上。
また、二段階認証にも対応してる取引所が多いため、セキュリティ面でも心配する必要はないでしょう。
しかし、取引所のホームページなどはすべて英語なので、英語力は多少必要です。
どのような取引所なのか事前にしっかり調べて、取引を行うようにすれば日本の取引所と同じように利用することができます。
どの取引所も登録は難しくありませんが、日本居住者向けサービスを停止中の取引所もあるためご注意ください。
↓日本居住者向けサービス停止中の海外取引所まとめ↓
マイナーコインの取引は見極めが大切
エターニティ(AE)は既存のイーサリアムなどの機能を向上させた通貨になっています。
イーサリアムなどトップに位置しているものであっても、今の時価総額まで伸びるまでに1年以上の時間がかかっています。
それを踏まえて考えると、エターニティ(AE)もまだまだ伸びる見込みがあるため様子見をする段階にあると言えるでしょう。
今後、この銘柄が普及していくことを見込んで投資をする人が多くなっていけば、値上がりすることも期待できます。
しかし、この銘柄は日本国内の取引所で取り扱っていないため、海外の取引所を利用するリスクも理解したうえで取引を行うことが大切なポイントになるはずです。
エターニティ(AE)を保管するウォレットはどこがおすすめ?
ウォレットは、エターニティ(AE)などを保管しておく場所です。
保管できる場所はいくつかありますが、取引所、ウェブウォレット、ソフトウェアウォレット、ハードウェアウォレットの4つに分けることができます。
安全性は取引所のウォレットが最も低く、ハードウェアウォレットが最も高くなります。
取引所は、倒産やハッキングされてしまうリスクなどがあるため、できるだけ早く他のウォレットに移動させる方が良いと言われています。
また、ウェブウォレットもハッキングされる可能性があったり、セキュリティの問題でリスクがあるといわれていて、悪質なウェブウォレットの場合は資産を盗まれてしまう可能性もあるのです。
ここで紹介している中で最も一般的に利用されているのは、ソフトウェアウォレットです。
ソフトウェアウォレットは、持っているスマホやパソコンにソフトウェアをダウンロードして使うため、パソコンやスマホをハッキングされたり、ウイルスに感染しない限り不正に利用される可能性は低いと考えられています。
エターニティ(AE)の場合はイーサリアム系のMyEtherWalletというソフトウェアウォレットがポピュラーでしょう。
資産をしっかりと守りたいという方は、ハードウェアウォレットが最もおすすめで、紛失や故障をしてしまっても、パスフレーズを残しておけば復元することができます。
エターニティ(AE)などの取引を行う方は参考にしてみてください。