ソウル
韓国でも仮想通貨の取引が流行していますが、様々な問題点も増えてきています。中国のように規制が増えていくのか不安に感じている人もいるでしょう。規制によって価格にも大きな影響が考えられるので、韓国の仮想通貨市場について解説していきます。

規制強化によって税金にも影響が

日本と同様に韓国でもブームとなっているビットコインは、同国の取引所では海外よりも15%~20%増しを推移しているほど人気となっています。ブームが過熱していくことで危惧されるのが規制です。

2018年1月8日には金融安定理事会において、規制を求めることが呼びかけられ、11日には取引所での取引を禁止する法案を準備している発言を法相がしたことで、市場は大暴落したのです。

市場が混乱したことを受けて、大統領が公式で「取引は近い将来禁止されることはない」と発表したことで混乱は沈静化しました。

ですが、規制の強化は行われるとのことで未成年者の取引が禁止されることが明らかとなりました。また、韓国に住んでいる外国人が韓国内で取引をすることや、銀行口座の開設も認めないといった規制が発表されました。

マネーロンダリング対策として匿名でのアカウントでの使用ができなくなり、実名アカウントでの登録が義務付けられることも決まったのです。

韓国の取引所では本人確認がされていなかったことを受けて、取引を続けるためには実名口座と一致しなければ入金だけでなく出金さえも不可能となります。

さらに取引が行われたことで利益が出た場合、キャピタルゲインの金額によって、所得税や住民税が課税される仕組みのキャピタルゲイン税の導入が検討されていることも発表されました。

法人、住民税に最大で24.2%の課税を検討していることから、ユーザーに大きな負担が課されることで影響が出てくる可能性あることが分かります。

公務員の仮想通貨取引きは禁止に

2018年の3月には政府が公務員が仮想通貨に関わった場合は懲戒処分にするという発表もありました。

ユービットの破産はチャートにも大きな影響が?

韓国の仮想通貨取引所でもあるユービットは、2017年の12月に破産に追い込まれました。

ユービットは取引所の中でも小規模ですが国内にも多くのユーザーがいたので衝撃が走ったニュースとなったのです。

破産した理由としては、ハッキングによる被害です。ユービットはプレスリリースによってハッキングの被害に遭い、総資産の17%ほどを失ったと報告しました。

具体的な金額は明かされていませんが、約170億ウォン日本円で17億円ほどの被害となったと言われています。

ユービットは以前にもハッキングの被害にあっており、約4000ビットコインが盗まれたと報道されています。

そして、ハッキングに関与していたのが北朝鮮のサイバー攻撃と言われており、警察が捜査をして被害の全貌やハッカーの身元を探っている最中です。

既に取引所は停止しているのですが、ここで問題となるのがユービットに預けていたユーザーの資産でしょう。

1回目の被害時には一律で37%ほどビットコインを減額する措置を行いましたが、2回目のハッキング時にも同じような仕組みをとり、通貨資産の評価額を一律25%減額する措置をとりました。

しかし、全額返金はされないとのことなのでネガティブなイメージを与える結果となり、市場のチャートの動きにも大きな影響を及ぼしたと考えられます。

有名な取引所をご紹介

世界中に取引所はいくつもありますが、韓国にも世界的に有名な取引所があるのでご紹介していきましょう。

Bithumb

bithumb
同国で1番規模の大きい取引所のBithumbは、2014年の2月からサービスを開始し利用者は80万人を超えています。

1日の取引量は多い時で1000億円を超える日もあり、世界でも有数の規模となります。取り扱っているコインは下記の9種類です。

  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • イーサリアムクラシック
  • ダッシュ
  • ライトコイン
  • リップル
  • ビットコインキャッシュ
  • モネロ
  • ジーキャッシュ

英語やスペイン語のほか日本語にも対応しているので日本人でも利用しやすいことが言えます。

取引に掛かる手数料が安いことやイベントが多いことがメリットとなりますが、過去にハッキングの被害にあっている点がデメリットとなるでしょう。

Coinone

coinone
世界中で高く評価されている取引所の一つ、Coinoneは韓国語と英語に対応しているのですが、日本でも多くのユーザーが取引いを行っています。

その理由としては、マージン取引が可能であったりチャートシステムに優れている点となります。
初心者向けに資料を多く揃えていることも魅力の一つです。取り扱っているコインの種類は下記の4種類となります。

  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • イーサリアムクラシック
  • リップル

種類の豊富さは欠けてしまいますが、語学に自信のある人であれば、利用しやすい取引所です。

世界から注目を浴びていることや規制によって価格の変動が激しくなり、サーバーに負担がかかり不安定になることも取引所によってはあります。

ですが、裏を返せば世界中に大きな影響を与えていることがわかるので、今後さらなる市場拡大も予想できるでしょう。